肉屋の本棚/Vol.21『ヒージャー天国』 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

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肉屋の本棚/Vol.21『ヒージャー天国』

◆肉屋の本棚◆ Vol.21

『ヒージャー天国』 食べる・飼う・いやされる 沖縄のヤギ文化誌

 

ヒージャーとは、ヤギのこと。

沖縄ではかつて、性格が温和しいヤギを多くの農家が飼育していたそうです。
本土のヤギ飼育は、乳を取ることが目的だったのに対し、
沖縄では食用として育てられていた、ということも大きな違いと言えるそう。

実家の近くにもヤギを一頭飼育している家があって、
小さい頃よく見に行っていましたが、
たまにヤギの乳を飲ませてもらったような記憶があります。

出版社/ボーダーインク  発売日/2018/4/20

 

かつての沖縄では、お祝い事や行事で親戚などが集まると、
飼育していたヤギを屠畜し、ヤギ汁やヤギ刺しとして食べられていました。
1972年の本土復帰後、食生活が大きく変ったことや、
屠畜場法が適用され、そこ以外での屠畜が禁止されたことから、
それらの習慣は大きく変ったそうです。

ヤギ農家の後継者不足や、ヤギ肉需要の落ち込み、
ヤギ肉料理店の減少などで、ヤギを飼育する人は年々減少していました。

数年前に琉球大学の砂川教授が「ヤギ肉は血圧を上げない」という
研究を発表したことで、ヤギ肉人気が再燃し、
今ではヤギを飼う人の数も復活しつつあるようです。

この本ではヤギ愛溢れる筆者が、
そんなヤギの生態や食肉以外の活用例を上げながら、
島内のヤギ農家さんや、ヤギ肉料理店などを紹介しています。

 

【気になるページ】P116~128

島内の料理店が10軒ほど紹介されていますが、
掲載されているヤギの料理がとても美味しそう。
薄いピンク色の肉が浮かぶ、各店ごとの『ヤギ汁』も興味深いですが、
断然気になるのは『ヤギ刺し』。

刺身にできるのはきっと、新鮮なお肉ですよね。
どんな味がするのか、沖縄に旅行したときには、ぜひ訪れてみたいです。

当社でヤギ肉と言えば、こちら…

ヤギ肉スライス170g

クセの少ないメスヤギのみをご提供!

メスヤギなので、オスヤギよりクセがなく匂いもしません。
ぜひお試しください。

 

オラは、ヤギ肉をこよなく愛しているが、
実は、沖縄に行ったとき、本場のヤギ汁がどうしても食べれなかった…..

同じ南信州は、沖縄と同じヤギ肉食文化の地だけど、
やっぱり料理方法で食文化の違いがでるなぁ、とそのとき妙に感心したに。

 

投稿日:   カテゴリ: 肉屋の本棚, ▽ブログ  タグ:   投稿者: (うずらの信)uzuranoshin

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