「お肉のよもやま話」2022.5.26 「山羊のジンギス」混迷の時代を救う復活の味!? | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

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「お肉のよもやま話」2022.5.26 「山羊のジンギス」混迷の時代を救う復活の味!?

週刊いな「お肉のよもやま話」2022.5.26
今回は山羊のジンギスをご紹介いただきました!
いつも、ありがとうございます!!

 

4月29日が「羊肉の日(429ヨウニク)」って言うのは、昨今のジンギスカンブームなんかもあって、

わりあいに知られてきたのかも?と山の肉屋は感じております。でも、記念日がすごく近いのに、5月10日が「山羊の日(510ゴート:英語でヤギ)」ってのは、とっても残念なんだけど、ほぼ知られていないのかもなぁ。

ほいだもんで、オラは、4月29日から5月10日までの12日間は、GW(ゴールデンウィーク)とまるっきりかぶるもんで、GW(ジンギスカンウィーク)とか、Go to sheep Week(ゴートゥシープウィーク:ヤギと羊の黄金週間)をやるぞと心に決めた。

 

ヤギ肉は、世界的にみると牧畜を行う地域では概ねポピュラーな食肉で、クセや香りの感じと成分も似ていることからか、ヤギ肉を羊肉と区別せず、ラム・マトンとして利用されることも多い。

インドでは多くの場合マトン=ヤギ肉だそうで、マトンカレーといえば、ヤギ肉カレーのことをさす。

台湾のグルメやスイーツって、日本でも人気があると思うんだけど、実は、台湾でも「羊肉」は基本的にはヤギの肉をさす。台湾で冬によく食べる「羊肉爐(ヤンロウルー)」って料理も羊と書くけど山羊なんだって。

羊はもともと日本には生息しておらんくて、国内で飼育されるようになったのは明治時代。

日本史上におけるイメージじゃ、江戸時代までヒツジはヤギだったらしい。

「ヤギとマトン、ラムの違いがない?」「羊肉=山羊肉?」って思う人は多いと思うんだけど、いまの日本の感覚が、世界の感覚とちょっと離れている、とも言えるのかな。

 

昔は家畜として飼われ、身近な存在の山羊だったけど、今は高価な食材

伝統的なヤギ肉食文化はなかなか身近なものではなくなっちゃった。それに、日本だと沖縄、世界の国々では汁ものやカレーなど、比較的ヤギ肉を煮て食べる調理法がポピュラーかもしれんくて、オスヤギを使う場合も多いから(南信州はメスヤギ。圧倒的に質が違うんだに)もしかしたら「ヤギ料理=相当なクセのある料理」のイメージが強いのかも。

 

■山羊のジンギス

南信州は焼肉の街。全国でも有数の羊肉多食地帯であり、マトン好きな地域だから、ヤギ肉を焼いて食べる「ヤギ焼肉」が主流。家庭で簡単に焼いて食べる機会は少なくなっちゃった現状を打開すべく、10年前までは定番商品だったヤギ肉の味付け「山羊ジン」をちょっと前に復活させた。ウチの坊主も食わず嫌いっぽい顔しとったが、食べてみたら「ウメェ~ウメェ~」と言っとった。

 

オラは、引退したら、アルプスの少女ハイジのおじいさんのように山羊でも飼って暮らすことを夢見とった時期もあった。ほいだが、今は混迷の時代でミートショックや食糧難、いろんなことを、ヤギが救うのかも?とチラリと考えて、引退しとる場合じゃないと思ったりもする。今夜も、ウチのおいしい「ヤギジン」が「飲メェ~飲メェ~」とささやく。眠れない夜に羊を数えて眠るんじゃなくて山羊を数えたくなっちゃうで妄想はこのぐらいにしとくかなぁ。

 

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投稿日:   カテゴリ: メディア掲載 告知, ▽ブログ  タグ:   投稿者: 羊衛門(ヨウエモン)

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