中島長野県副知事さんとのたのしい夜 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

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中島長野県副知事さんとのたのしい夜

長野県は南北になが~い県で、
南の衆が北へ行くのも、北の衆が南に来るのも、なかなか大変~!
そんな大変なところを、
長野県の中島副知事さんが、南信州へお出かけくださいました!

南信州管内視察第1弾ということで、
いいだ自然エネルギーネットワーク山法師さんが運営する
体験交流施設「風の学舎」で、山の肉屋なワタクシたちも、
交流させていただく機会を頂戴しましたっ!ばんざーい!なんだかうれしい!

市の中央を縦断する天竜川東側の段丘の高台にある「風の学舎」は、
化石燃料を使用しない体験交流施設。
環境保全や持続可能な地域づくりのために、様々な活動をされています。

  

(高台にあるので眺望ばつぐーん!ステキな施設です。
 若旦那はん、いつか、こういう別宅をおねがいします by肉屋の恐妻)

  

(学び舎のお隣には、”森の恵を暮らしの中に”をテーマにした体験工房「木の駅ひさかた」が。
 地域材を暮らしの中に活かすことにより、健全な森づくりや地域の活性化につなげようと、
 薪や板材の販売などもされています!すごい!)

今回の交流会には、山法師のメンバーのみなさん、遠山ふじ糸伝承の会のみなさん、
若旦那と私の、山の肉屋夫婦が参加させていただきました。

 

こんなステキな夜には、オラ、俄然がんばっちゃうもんねー!と、
いつもだったら、晩酌の時間でまったく動かない若旦那も大ハッスル!

  

自慢の鹿肉を炭火でロースト。
ローストディアーを焼きました(山法師さんの用意してくれた網目のおかげで見た目さらにおいしそう!)
すみません、手前味噌ですみません、すみませんが、おいしかったです!

 

さらに、猪のジンギスも登場!
さらにさらに、焼鍋奉行もじゃじゃーんと登場!(奉行は炭火使用がはじめてで慣れなくてすみません)

ほかにも、山法師さんの用意してくださった、里芋の入ったうまうまおでん、など、
ああ、このまま食べて飲んで、このままここで眠っちゃいたいくらいおいしい宴。
(ワタクシは、山へ帰らねば、酔っ払いの若旦那を連行して帰らねばなので、
 ノンアルコール!それでも、たのしい雰囲気に酔いましたよ~)

そんなたのしい雰囲気のなか、いつもお世話さまになっている、
遠山ふじ糸伝承の会さんの地道な活動のお話を聞いたりして夜は更けてゆきました。

そして、炭火の火の揺らめきや、あたたかさって、人の心をリラックスさせますね。
ついついリラックスしちゃった若旦那スイッチオン!
山のお肉や、遠山郷に対する熱い思いを語りまくってしまいました。

中島副知事さんは、話をゆっくりとていねいに受け止めてくださる感じでした。
副知事さんは霞ヶ関キャリア、副知事さん、富士見町の農家のお嫁さん、そして子育ておかーさん!
なんだかお話をしていると、いやいや、初めてお会いしちゃったし、
そんなに身近な存在ではないはずなのに、
近しい感じがしてきてしまいました。お人柄、ですね。(あ、ワタシが図々しいか、すみません)

 

なんと42歳で副知事になられて4年。現在、46歳。
ワタクシ、44歳なので、2つしか違わないんですが、なんだろう、
落ち着きと深さを感じました←ワタシにないもの(笑)

環境・自然エネルギー分野がご専門だそうで、
環境省を経て、長野県の温暖化対策課長をされていたとか。
ワタシはあんまり難しいことはわかりませんが、
環境のことを考えるとき、
ちいさなものさしでは測れないことがあると思います。
きっと副知事さんは、ものごとを考えるときのものさしが、大きいんじゃないかなー。

遠山郷で山暮らしをしていると、自然はいつも隣にあるというか、
自分も含めて、内包されている、包まれているような感覚があります。

たとえば、森をつくるというのは世代を超えた長い時間のかかること。
おじいちゃんが植えてくれた苗木が孫の代になってようやく森になる。
おばあちゃんが植えてくれたリンゴの木に、ようやく実がなる。
そういう、もしかしたら、自分では見ることがないかも知れない未来のために、
一生懸命に、何かをつなぐ。
環境を思う、考えるっていうのはこういうことかなと、私なりに。

遠山郷には、まったくの手付かずの自然と言うのは、たぶんあまりなくて、
どこかに人の手が入って、たぶん、なんというかご先祖さまの想いもそこにあるから、
包まれている感じがするんだと思います。

そして、遠山郷は、過疎少子高齢化の最先端!
ほいだが、たとえば、800年続く伝統の霜月祭りを考えたとき、
当然、単なる経済の不況、人口減少、過疎化だけではなく、
その間には、飢饉や洪水、大火や大地震、戦争もありました。
山間の地でどうやって800年もの間、続けてきちゃった?
この歴史の「厚み」は、想像できないほど、すさまじく、ものすごく重い!

遠山じゃあ、よく、「あんじゃあねえ」というんですが、
(案ずるな、だいじょうぶだよ。うまくいくから心配しなくていいよ、という意味合い)
試練に遭遇しても、力を尽くし、だいじょうぶだ、
いつかうまくいく、きっとうまくいく、って想って
やってきたんじゃないのかなあと思います。
遠山の衆も、山の中だけど、ものさしが大きかったのかな。

そんなわけで、副知事さん。華奢な体でしたけど、芯の強さを感じました。
そして、いろいろはうまくいくって想ってるんじゃないかなあ。
なんにしたって、きっと、未来のために、未来に向かって、
新しい生き方に挑戦しているんだと思います。
山の中から、絶賛応援しております。

この度は、遠いところをお出かけくださり、本当にありがとうございました!
循環型の風の学び舎で、なんだか学び一杯のとってもたのしい夜。
感謝の気持ちで一杯です。

あ、あと、楽しい秘書さんが同行されてました。
楽しい秘書さんがおれば、きっと、あんじゃあねえ、で、
また、南のほうにもお出かけて~!

 

 

投稿日:   カテゴリ: 振興課・まちづくり, 山の暮らし・ひと  タグ:   投稿者: 肉屋の女房

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