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「こいね水窪 じゃがた祭り」に行ってきました

こんにちは、猪蔵です。
2025年7月13日(日)に水窪町(浜松市天竜区)の商店街で行われた「第10回 こいね水窪 じゃがた祭り」にお邪魔してきました。

「じゃがた」は「じゃがたら」の略で、ジャガイモのこと。「水窪じゃがた」は水窪で古くから栽培されていた在来種だそうです。
遠山にも下栗の「二度芋」や南信濃の「くだりさわ」といったジャガイモの在来種があるので、奥山と遠山の関わりの深さを感じさせます。

イベントは地元の大里商栄会とNPO法人こいねみさくぼが主催。商店街が歩行者天国になり、新じゃがや、それを使ったコロッケ、フライドポテトなどが販売されていました。

祭りの本部で販売されていた水窪じゃがた。
お店の人に聞くと、水窪じゃがたは「ねっちり系」の味わいで、同じ村内でも土壌によって味が変わるとのこと。

「みさくぼ野菜を育てる会」のお店では、形の悪いじゃがたが「持ち帰り自由」となっていました。太っ腹!
「育てる会」会長の守屋銀治さん(昭和9年生まれ)にお話を聞くと、

「昔はゆでたじゃがたを串にさして囲炉裏で焼いて、味噌をぬって炙って食べた。味噌には生姜を入れたりした。じゃがたの田楽はごちそうだった。
戦後の食料難の頃は、朝ご飯は串イモ、山仕事にも茹でたジャガイモを持っていって昼飯に焚き火に放り込んで焼いて食べた。
田植え前の田んぼで作る「たんぼじゃがた」というのもあって、こちらはホコついて(ほくほくになって)煮ると割れやすくなる。網で焼いて食べるとうまかった」
と話してくれました。

同会では水窪じゃがたの品評会も行っていて、卵くらいのサイズで凹凸の少ないものが良いとのことでした。
守屋さんは下栗へ二度芋の見学に行ったり、南信濃で無農薬栽培の講習会に参加したり、飯田の「およりてふぁーむ」に買い物に行ったりすることもあるとのこと。
「青崩峠トンネルが開けば飯田に行くのがますます楽になるね」と期待を寄せていました。

投稿日:   カテゴリ: 國境こぼれ話, ▽ブログ  タグ: ,   投稿者: 猪蔵

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