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「どうする?家康」徳川家と兎の関係

NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)。
わたしは、これまで、「独眼竜政宗」(1987)、「篤姫」(2008)に、
ドハマりしてきたのですが、それ以来のハマりっぷりで、
日曜の夜8時までには、すべての家事を終わらせるべく、
鋭意努力しています。
 
第25話は、前半最大のクライマックス「築山殿事件」「信康事件」(天正7年、1579年)
家康が愛妻・瀬名と愛息・松平信康を同時に失う人生最大の悲劇。
戦のない「慈愛の国」を目指し、信念を貫いた2人の最期に、
ひさびさに号泣しました。
 

「いつか、わたくしの大切なものを守るために、命を懸ける時が来ると。
 今がその時なのです。すべてを、背負わせてくださいませ」

 
頑なに自らの運命を受け入れる瀬名殿の姿に、感極まっちゃいました。
 
さて、ドラマの中で、何回も、重要な場面に「兎」が登場します。
 
今回の運命の回でも、
瀬名殿が家康に木彫りの兎を手渡し
「兎はずっと強うございます。狼よりもずっとずっと強うございます。
あなたならできます、必ず」と訴える場面がありました。
 
狼(信長)に狙われた兎(元康)を表してもいたと思いますし、
兎のその性質(多産であること、俊敏な動きで天敵を欺くなど)から、
兎は戦国乱世を生き抜いた武士たちから深く愛されたようです。
 
そしてさらに。兎と徳川家の深い関係があると私は思ってます。
 
松平家(後の徳川家)の祖である松平有親・親氏父子が永享の乱に敗れ、
諸国を流浪している際、信濃国林郷(現在の長野県松本市)で、
旧知の武士である林光政(林家の祖)が彼らを匿まったといいます。
そして、自身も食に窮する中、光政は雪中に兎を捕らえて有親・親氏父子に振る舞いました。
 
 
ちょうどそのころから徳川家が隆盛に向かったことから、
正月の兎汁が縁起物だとされたと言われ、現在も徳川家ではお正月に兎肉の入ったお雑煮を食されています。
岡崎城内の東照宮・龍城神社では毎年元旦に信州産のウサギ汁がふるまわれ、
近年はフレンチやイタリアンのシェフから「世界一の品質」とまで言われています。
 
実は、スズキヤは、龍城神社へ兎肉を納めさせてもらっているんです。
そんなわけで、スズキヤに嫁いで良かったなと思うことは、いくつかありますが、
龍城神社へ兎肉を納めさせてもらっていることは、良かったことベスト10に入ります。
 
 
 
ちなみに、家康の愛息・松平信康の娘「福姫(登久姫)」(つまり信長と家康の孫)は、
飯田藩主・小笠原秀政に嫁いだんだに。
ほいでもって、登久姫様の墓所は、長野県飯田市にあります【峯高寺(ほうこうじ)】というお寺。
ああ、なんだか、歴史ってすごいなー!
 
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投稿日:   カテゴリ: 鈴木一家  タグ:   投稿者: 肉屋の女房

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