「遠山をどり」に行ってきました
こんにちは、猪蔵です。
2025年9月14日(日)に和田宿の裏通りで開かれた「遠山をどり」へ行ってきました。
「和田宿にぎやかし隊」が主催し、今年で3年目。和田商店街の表通り(国道152号旧道)から遠山川側に入った裏通りにある空き地「ゆたかやBASE」で行っています。
遠山地方には旧飯田市には見られない珍しい盆踊りがいくつも伝わっていますが、ほとんど踊られなくなり、コロナ禍で完全に途絶えていました。それを秋の「彼岸踊り」として復活させたのがこの「遠山をどり」です。
会場には松川町のシードル醸造所「VINVIE(ヴァンヴィ)」などの飲食ブースが並び、手作り感たっぷりの「顔ハメ」看板も。音頭やぐらも据え付けられ、こぢんまりとしながらもお祭りの雰囲気ができあがっていました。
参加者はやぐらを中心に輪を作り、踊りの師匠として頼りにされている針間道夫さんの動きをお手本にしながら、歌(録音)と太鼓に合わせて「せしょう」「源五兵衛」「遠山音頭」を踊りました。猪蔵も見様見真似で輪に加わりましたが、遠山音頭が一番難しかったです。
この「遠山をどり」に刺激されて、水窪でも盆踊りイベントが復活したのは過去の当ブログでご報告したとおり(8/25投稿「遠山の御射山祭りと水窪の盆踊りに行ってきました」)。
水窪でも踊らせていただいた経験からすると、水窪の「せしょう」は遠山の「せしょう」よりも「源五兵衛」に所作が似ていると感じました。
最初は10人ほどだった踊り手の数も、フィールドスタディで遠山を訪れていた大学生・高校生が加わったことでぐんと増え、踊りの輪は空き地いっぱいに。夏ほどの蒸し暑さがないこの時期は、意外と盆踊りにちょうどいい季節だなあと実感しました。
木沢や上村には「よこばば」「絵島」「しょうがい」といった踊りもあるようです。南信州の盆踊りといえば新野のものが全国的に有名ですが、遠山や水窪など中央構造線沿いの盆踊りもぜひ継承していきたいものです。
とくに遠山と水窪の「のーさ」を復活できるといいですね。