「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2025年9月号
週刊いな「お肉のよもやま話」2025.9月掲載。
今回は、ビフテキ(ビフテキじん)

「噛むのが疲れる」「高い割においしくない!」進む若者の“ステーキ離れ”…
Z世代に広がる「不健康イメージ」。ごちそう概念の変化…なんてニュースを見た。
ごちそうといえば「ステーキ」だったと思う。
いいことがあった日には「ビフテキ=ビーフステーキ」を食べる人も多かったと思う。
それが、ステーキよりも焼き肉や寿司がいい、ステーキ食べるんだったらスイーツに
使いたい、って感じに変わって来ちゃったんだって。
10代後半から20代前半の若者たち「Z世代」の間じゃ、どうもそういう傾向らしい。
オラんとこの坊主がドンピシャの年代だ。
いろんな世代の言い方がある。団塊世代、しらけ世代、新人類世代、バブル世代、
超氷河期世代、団塊ジュニア世代、ミレニアル世代、さとり世代、ゆとり世代、Z世代、
そして次はα世代だって。
オラは新人類って呼ばれた世代だし、女房殿は団塊ジュニア。

パパっと考えても、ステーキ・ビフテキ離れって今までなかったことなのかも。
逆に、高齢者は健康のために、ステーキを食べる衆は増えてると思う。
2021年に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんを筆頭に、3日に1度ステーキを
食べるくらいのような、アクティブシニアの話はすごくよく聞く。
Z世代のごちそうは、あるアンケートによると、1位寿司、2位焼肉、
3位ラーメンだそうだ。
お肉が嫌いなわけじゃなくて、噛む回数が多いステーキは単純に疲れるみたい。
厚切り肉をナイフで切り分けながら食べるっちゅーのも面倒くさくて、
非効率なんだって。
グミとガムは性質が似とるけど、日本国内で2020年頃から
グミ市場がガム市場を逆転したって。
これは、長く噛み続ける食品のガムは、顎が疲れる・面倒だと
感じる人が増えていることによるらしい。
オラの店はそもそも、たぶん日本で一番牛肉を売っていない肉屋だし(笑)、
ステーキ肉みたいなごちそう高級感のあるお肉をたくさん扱う肉屋じゃないんだけど、
こういう背景をわかったうえで、噛む力の問題に何らか対応しつつ、
環境変化を逆手にとって、もっと日常感を出して、お肉を存分に楽しめる
提案をしていかんとかも。

ステーキっちゅー伝統的な「ごちそう」に代わって、
Z世代がそれぞれの「ごちそう」を見つけていく時代が、すでに始まっとるんだわな。
おらんとこの定番商品に「ビフテキじん」っちゅーのがある。
ガブッと頬張れるステーキ感覚の味付け牛サガリってのがウリなんだけど、
Z世代は焼肉にはごちそう感覚を抱いてるもんで、焼肉しながら食べるステーキって
切り口なら、受け入れてもらえそうかな?

オラのとこの子どもに聞いたみたけど、そもそもスジとか皮とかを小さい時から
食べとって、硬いものが平気。
なんなら骨とかも食べちゃうもんで、Z世代のモニターにゃ不適格だった。
情報とかトレンドをめちゃくちゃ調べまくる我が女房殿にも聞いてみたが、
「わたしにとってのごちそうは、夫などが率先して料理を作ってくれて、
率先して洗い物をしてくれて、翌日のご飯も仕掛けてくれること」
とのことなので、Z世代向けのごちそう戦略の相談はできんかった。
…そんなわけで、オラんとこはとりあえず、ビフテキじんを細々とオススメしていくかな。

















