「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2025年8月号 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

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「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2025年8月号

週刊いな「お肉のよもやま話」2025.8月掲載。

今回は、串の日にちなんで猪串

よもやま話
肉のスズキヤ

猪串
8月10日は焼き鳥の日、9月4日はその語呂合わせで串の日、
11月11日も串が並んでいるように見えるから串の日だ。
この間、映画「鹿の国」の劇中、鹿の肉を串で刺した「焼鹿」を

食べる場面を見てから、この串を刺す、ということを、

わりあいに肉屋的にまじめに考えた。

串焼き とりじん 遠山ジンギス

民俗学の宝庫、椎葉村。オラは舞台となった九州の椎葉村には

行ったことがないけど、山岳地帯であること、大物猟や、犬を使った猟を

していること、湯立神楽を伝承していること、など、
遠山郷とも共通点があって、シンパシーを覚える地域だ。

ここは、神事の際に、猟師が猪の頭を奉納する。神楽の演目に「

板起し」というのがあって、神官が一頭を捌いて肉を串刺しにして焼き、

神楽子や参詣人らに配って食べてもらうんだそうだ。

この地域じゃ仲間の分配の際にも竹串に刺して猪肉を分配するらしい。
たまたま駆け付けたような猟師にも「駆けつけ一串」と言って一串配ったらしい。
串に刺して食べる串焼きって、考えてみたら、道具がいらん。
フライパンも、鍋も、網も、鉄板もいらん。
必要なのは、火と、肉と、一本の枝や竹。それだけ。ほんとにそれだけだ。
だもんで、考えてみると、人間にとっちゃあ、すさまじく原始的な

シンプルな方法だったかも!
焼肉が生まれた大陸では、人々が移動しながら、狩猟をしとった。
そのうち串焼きを意味する「炙(ジョク)」が生まれ、これが

焼肉の原点と言う説もあるんだに。

この「炙」は、単に肉を焼くっちゅーことじゃなくて、
肉を均一に加熱し、香ばしさを引き出すための工夫でもあったんだな。
串に刺すことで、手軽に肉を焼くことができるのは、野外でも

重宝したんじゃないかなあ。

猪肉
江戸時代に朝鮮王朝から徳川将軍に派遣された外交使節団は「朝鮮通信使」と呼ばれる。
豊臣秀吉の朝鮮出兵で途絶えた日朝間の国交回復のため、1607年から1811年

までの間に12回来日。
毎回500人におよぶ使節一行を豪華な食事でもてなしたんだそうだが、
使節団の衆は、肉を好んで、鹿とか猪が好物だったみたいで、
使節を接待する幕府や大名は領地の村々に命じて集めてとった。
なんと、ここらも、猪を納めよっちゅー「猪御用」を命じられとって、

12回のうち4回、猪を送った。

縄文一番猪 天然猪肉
全国から毎回トータルで猪100匹集めたっチューで相当なもんだ。
こんな山ン中から、どうやって運んだんずらかと思ったが、
でっかい樽を作って、猪を塩漬けにして送ったらしい。

そうだわな、そうしんと途中で腐っちゃう。
塩漬けにした猪肉を塩抜きしてたんだか、煮たんだか焼いたんだか

ちょっとわからんのだけど。
オラが勝手に思うには、調理したのは日本の料理人だと思うんだけど、
通信使のなかにゃ、料理人もおって、互いの食文化の違い、お互いの食材、調味料、
味の良い調理の仕方を学びあったんじゃないだろうか。
大陸の衆だもの、焼肉や串焼きなんかも、一緒に作ったんじゃないかなあ。
そんな勝手な妄想から、塩漬けの猪串焼き、を考えている。
まずは、猪ジンにんにく胡椒味って商品を使ってみよう。

この秋は鹿と猪の塩串焼きで盛り上げようかな。

投稿日:   カテゴリ: メディア掲載 告知, ▽ブログ  タグ: , , , ,   投稿者: 鹿之助

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